自律神経失調症が疑われる場合、何科を受診すればよいのか悩むところです。
自律神経失調症で病院を受診する場合、多くの人は、症状が現れている部分を診る診療科を受診するようです。
たとえば、めまいや立ちくらみがある人は耳鼻咽喉科、肩こりがある人は整形外科を受診します。
これは悪いことではありませんが、検査をして異常がないと、「どこも悪いところはなく正常です」で済まされてしまったり、現れている症状に対する対症療法だけで済まされてしまう可能性がないわけではありません。
症状が改善されればよいのですが、治らないと次から次へと病院を変える「ドクターショッピング」という行動に走る恐れがあるのです。
そこで、特に精神的な症状を伴っていれば、まずは心療内科をおすすめします。
心療内科は、心と体は一つのものとしてとらえて、心と体の両面から治療をしていく診療科だからです。
近くに心療内科がない場合は、一般の内科を受診して相談してみましょう。