自律神経失調症の男女比では、女性が圧倒的に多いといわれています。
これは、女性がストレスに弱いということではありません。
まず、女性の心や体は、女性ホルモンの影響を大きく受けることがあげられます。
女性ホルモンをつかさどる脳の部分は、自律神経の中枢も兼ねています。
したがって、女性ホルモンの変化が起きやすい思春期や更年期になると、自律神経が乱れやすくなるのです。
また、女性の場合、特に専業主婦の場合、ストレスは家庭に関することが中心になります。
したがって、夫や姑との人間関係や子供の進学問題など、身近であるがゆえに強いストレスとなっていることも、自律神経失調症に悩む女性が多いことと深い関係があると考えられます。