自律神経失調症は、身体的な症状以外にも精神的な症状を伴うことが多くみられます。
自律神経失調症の精神的な症状には、気分の落ち込み、悲観的になる、不安感などがあげられます。
また、些細な事でイライラしてしまうことも、多くみられる自律神経失調症の精神的症状です。
さらに、記憶力の低下や集中力の低下、意欲の低下もよくみられます。
自律神経が乱れると、睡眠と覚醒のリズムに狂いが生じて、寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めたり、いつもより早く目覚めてしまうなどの睡眠障害もみられます。
このような精神的症状は、うつ病にも多くみられるもので、うつ病との区別が重要であると同時に、自律神経失調症との区別が難しいという面を持っています。