自律神経失調症の診断には、身体的な異常がないことや、明らかな精神疾患がないことの確認が必要とされます。
そこで、異常がないのなら、自律神経失調症は病気ではないのか?という疑問が浮かびます。
しかし、自律神経失調症は、立派な病気です。
検査によって自律神経失調症の原因が分からないのは、自律神経の働きを正確に調べる方法が現在ないことや、自律神経失調症の背景には、精神的なストレスが深く関係しており、数値的な検査では推測できない要素が多いためといわれています。
検査で異常がないと、周りの人から無理解な態度をとられがちです。
こうしたことでも、自律神経失調症を患う人は苦しみます。
自律神経失調症は検査だけでは語れない病気であることを、もっと広く浸透させていかなければならないと思います。